ざっきちょう

映画、読書、マンガ、料理などなど気ままに雑記してゆきます。

シェリルサンドバーグのLEAN INを読んでフェミニストについてかんがえる。

f:id:moic5:20200510152511j:imageシェリルたん笑顔ステキ!

 

 

女性の活躍についての本を読んで考えたことをまとめておきたいと思います。

 

フェイスブックCEOのシェリル・サンドバーグのLEAN IN(一歩踏み出せという意味です)を読みましたー!

 

「女性はもっと声を挙げなきゃいけない」とか、「性別で何が出来る・できない や何が好き とかを決めつけちゃいけない」っていう意見は分かるんだけど、あんまりフェミニストのアクティビストの人たちにはそこまで共感しきれない自分が居て、(もちろん声を上げることは大事だけど私には戦うっていうのが合わないなあと思う)もっと社会の人々みんなにいいやり方があるんじゃない?とずっと思っていた時にちょうど読んだ本でした。

 

シェリルたんは、実際に社会で活躍していて女性として様々な困難に出会っているからこそ、「女性と男性に違いなんかない」みたいな極端な主張はしてなくて、どうすれば将来を生きる女性(もちろん男性も他のジェンダーの人も)が上手くやっていけるのかというアドバイスをくれている感じ!

 

ハーバード大卒でちょーーーうエリートな訳だけど、全然気取ったアドバイスじゃないところもまたいいところ。

 

私がこの本を読んで一番はっとさせられたのがハイディーとハワード実験ってやつ。全く同じ内容の履歴書を用意して、名前のところだけハイディーちゃんとハワードくんバージョンを作ると、ハワードくんの方が良い評価になっちゃうっていう実験。で、これは評価する人が女でも男でも結果は同じで、男性が女性に対して女性は力が劣るっていう風に考えてるだけってわけじゃなくて、女性自身たちも女性差別に加担しちゃってるって話。

 

なんで私たちはそういう風に考えちゃうんだろう~やっぱり女性のリーダーを今までみたことがないからかな?それとも生物学的にそういうふうに考えるようになってるのかな????

 

でもただ一つ言えるのは、生物学的なことは意志の力で乗り越えれるってこと。シェリルたんが例に挙げてたのは、「食欲について。」つまり、人間たちは本来食べ物が不足している状況において食べ物を見たら、とりあえず自分の生命が脅かされることのないようにため込んじゃうんだけど、今は意志でそうしないようにしてるでしょ?だから意志の力でみんなお互いを認め合おう、おっぱいが女の人にしかなくたって家事と育児は意志の力で分担しようって話。

 

フェミニストはモテないからみんななりたがらないっていう話も書いてあったんだけど、しかもそれは思い当たる節が私にもあったわけだけど、(冒頭でアクティビストにニガテ意識があるって言ってるわけだし)声を荒げなくても皆が受け止めあえるような世界にどんどんなっていって、(自分はもう覚悟してるんだけど)私の子供とか孫とかが家庭と仕事のバランスに今ほど悩まないような社会になったらいいなあ。そのために、「あきらめないで交渉する」だいじにしていこうとおもいますん。